石橋ふとん店、がんこ職人・石橋伸彦からのご挨拶・職人技のご紹介《大阪・難波》

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ご挨拶

ご挨拶
はじめまして。石橋ふとん店のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。石橋ふとん店の“がんこ職人”、石橋伸彦です。

皆さんは、いつもどのような『スリーピングライフ』を送っていらっしゃいますか?
人にとって眠りは不可欠なものです。“眠り”と聞いて、皆さんはどういったことを連想しますか?

近年、特によく耳にする相談事があります。「眠りたいのに眠れない」「最近いくら寝ても疲れが取れず、翌日に疲れを持ち越してしまい、仕事が思うようにはかどらない」「スポーツジムやエステに行って疲れやストレスを発散させるなど、身体には充分気を配っているのに翌日も倦怠感が残り、ふとんからなかなか起き出せずにいる」など、眠りに関するお悩みです。

そんな皆さんの話から『疲れを癒し明日への活力を養うために、充分な睡眠は欠かせないもの』という考え方が伺えます。 確かにその通りなのですが、実際に皆さんはどのような物…つまり“寝具”を使ってお休みになっていらっしゃいますか?“快眠・安眠”には“寝具”や“寝室環境”がとても重要なポイントになります。その中でもとりわけ寝床の中“寝床気候(しんしょうきこう)”の良し悪しによって“眠りの質”は驚くほど変わってしまいます。人によって時間はいろいろでしょうが、一日の終わりに必ず迎える“眠り” に皆さんはあまりにも無関心になっていませんか?

石橋ふとん店が皆さんにご提案しているキーワード、それは
Personal Sleep Conditioning
(パーソナル スリープ コンディショニング)

『健康を維持増進させるためには"運動・栄養・休養(休息)"の三つがバランスよくリンクし、リズミカルにリレーションしなければならない』と言われています。私たちはこれら3つの健康維持増進の秘訣のひとつである"休養(休息)"という部分の最も重要でリラクゼーション効果の高い"眠り"や"眠りの質"を皆さんにアドバイスやアシストしていければどんなに素晴らしいことかと思っています。天然素材を中心に、人と地球にやさしい"寝具"を提案している石橋ふとん店では、単なる寝具の一つとしてではなく、お使いになる方一人ひとりに寄り添った"より良く眠るための道具"として、ふとんを提供したいと常々考えています。

人それぞれにお持ちの眠りに関する悩みをお伺いし、一人ひとりに合わせた眠りをより快適に、そして、より良質なものになるようお手伝い・ご提案をさせていただいています。それには、それなりのコストがかかるかも知れません。また、今お持ちの寝具の使い方が悪いだけかも知れません。そんな快眠・安眠に関する"よろず相談"を通して、皆さんのお役に立てるよう日々精進しております。

一人で悩まず、先ずはご相談・お問い合わせください。
きっと何が原因で、どうすれば良いかが見つかると思います。

私は昭和55年にふとんの世界に踏み入り、綿に魅せられて以降、ふとん職人を志し、現在に至るまで、ふとん作り一筋でやってまいりました。本物のお布団を一つひとつ真心込めて仕立てております。
また、物を大切に使うという日本の素晴らしい文化を後世に伝えていくため、ふとん作りを通して、若い弟子たちにその精神と伝統を伝えることに精力的に取り組んでいます。また、素材や染色技法等を知る機会が少なくなってきている昨今、工場見学や体験学習等の勉強会を通して後進の指導に勤めています。

ふとんは本来、使い捨てではありません。良い素材を使い、プロが仕立てたふとんは、お手入れをすれば長らくお使いいただけるものです。

本物のふとんの良さは、実際に目で見て、触っていただいて実感できるもの。ホームページではなかなかお伝えしづらいことばかりですが、当サイトを通じ私たちのふとん作りへのこだわり、そして日本に根づいているふとん文化の奥深さを知っていただければ幸甚に存じます。

内閣総理大臣賞の受賞に際して

平成3年、中央職業能力協会主催の「第10回一級技能士全国技能競技大会(通称:技能グランプリ)」において優勝し、各職種の優勝者の中から4名だけに贈られる内閣総理大臣賞をいただきました。

「より良いふとんを作りたい」「もっと快適でゆったりと眠れる工夫をしたい」という想いで、ふとん一筋に取り組んできたことが一定の評価を得たことは大変な栄誉です。他にも職業能力開発協会長賞や大阪府知事賞などもいただき、光栄であるとともに、私を支持してくださっているお客様をはじめ、さまざまな方々への感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、これは最終的なゴールではありません。ふとん作りに対する姿勢や取り組みに対して客観的な評価をいただいたわけですが、私自身が思う最高のふとん作りには、まだまだ至らないところがあります。私の理想とするふとん作りを目指して、これからも精進していく所存です。

石橋伸彦の経歴
昭和55年 高校卒業後、寝具製作の第一人者である中村硅碩氏の門下生として1年間、「東京蒲団技術学院」において、ふとん作りの基礎を学ぶ。
昭和62年 厚生労働省の認定国家試験において、「一級技能士(寝具製作)」の資格を取得。資格取得と同時に、成績優秀者に贈られる「職業能力開発協会長賞」を受賞。同年、職業訓練指導員免許(寝具科)を取得。
平成元年 大阪府主催の技能競技大会において優勝、「大阪府知事賞」を受賞。
平成3年 中央職業能力協会主催「第10回一級技能士全国技能競技大会(通称:技能グランプリ)」において優勝。125職種の優勝者の中から4名だけに贈られる「内閣総理大臣賞」を受賞。
平成7年 大阪府知事表彰「大阪府青年優秀技能者表彰(なにわの名工わかば賞)」を受賞。
平成9年 大阪市長表彰「大阪市中小企業青年優秀技能者表彰」を受賞。
平成13年 テレビ局の企画により、テレビショッピングへの商品提供を始める。自社オリジナル商品がヒットとなり、現在も年間約3,000個を販売するロングセラーとなっている。
平成15年 自社ブランド「綿心地®」を商標登録。(登録「第4715650号」)
平成17年 大阪市長表彰「技能功労者表彰」を受賞。同年、一人目となる弟子を預かり、後進の指導を始める。

綿ふとんができるまで

本物を作るために、こだわり尽くした製法があります。

石橋ふとん店では、本物の綿ふとんを作るために、製法にこだわっております。
「ここまで手をかける必要があるのか」と思われるかもしれませんが、
手をかけた分だけ、より良いふとんに仕立て上げられると信じ、これからも精進してまいります。

  1. 1.台貼り(だいはり)
    1.台貼り(だいはり)

    作るふとんのベースとなる第一段階の重要なところです。側生地(がわきじ)より大きくコットンシートを広げていきます。

  2. 2.角切り(かどきり)
    2.角切り(かどきり)

    側生地より大きく張り出した綿の重なりを調整するために四隅を扇状に切り取ります。

  3. 3.角作り(かどづくり)
    3.角作り(かどづくり)

    側生地に合わせ、折り返した綿でツノのような角綿を作ります。

  4. 4.被せ綿(かぶせわた)
    4.被せ綿(かぶせわた)

    ふとん全体の厚みを整えていきます。

  5. 5.側返し(がわかえし)
    5.側返し(がわかえし)

    袋状になっている側生地を表返して、ふとんの形にしていきます。

  6. 6.角出し(かどだし)
    6.角出し(かどだし)

    5で作った角綿を側生地の角部分に沿うよう、左手で巻き込みながら、角出しを行います。

  7. 7.口絎け(くちくけ)
    7.口絎け(くちくけ)

    側生地を表返すために作っておいた口開き部分をくけて(縫い合わせて)いきます。

  8. 8.のしつけ1
    8.のしつけ1

    くちくけ後、表側に返した状態。

  9. 9.のしつけ2
    9.のしつけ2

    中綿と側生地をぴったりと沿うように形を整えていきます。

  10. 10.のしつけ仕上がり
    10.のしつけ仕上がり

    中綿と側生地がぴったりと沿った状態。

  11. 11.綴じ上げ(とじあげ)
    綴じ上げ(とじあげ)

    中綿と側生地がずれたり動いたりしないように綴じ、糸でホールドしていきます。

  12. 12.完成
    12.完成

    最後に角綴じをして、できあがりです。

  • 製綿された綿の繊維を落ち着かせるため、2週間程度綿を寝かせてから製作を始めます。
    畳一畳分(大きさ約100cm×180cm・重さ約200~250g)のコットンシートを掛布団なら12~15枚、敷布団なら20~25枚使用し、繊維の流れを見極め、一本一本の繊維が綺麗に絡み合うよう、一枚一枚丁寧に広げ、規則正しく重ねていきます。
  • コットンシートの繊維が縦横90度に交差するように組み合わせることで、ふとん全体の強度を高め、部位によっては45度程度に交差するように組み合わせることで、型崩れしないふとんに仕立て上げます。
    繊維の流れに合わせて綿入れをする職人は非常に少なく、繊細な綿組を行っている者は皆無と言っていいでしょう。
  • 掛布団は全体が均一な厚みになるよう、敷布団は中心が高くなるように仕立てていきます。
    ふとんの角の部分も均一な厚みになるように手や指先に伝わる感覚で微妙な調整を施し、側生地と中綿がピッタリと沿うように仕立て上げられたふとんができあがります。
  • 仕立て方を文章にすると簡単に説明できるのですが、それを形にすることは想像以上に難しく、手順や基本的な綿入れ(綿組)だけでは仕立てることはできません。
    指先や手のひらに伝わる微妙な感覚だけを頼りに、ムラなくまとめ上げなくてはならず、研ぎ澄まされた感覚と洗練された熟練技術がここにはあります。
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